私がモバイルを志したのは、10年前。
空港の電話ボックスにパソコンをつないでネットにアクセスする青年を見た衝撃からです。
忙しいビジネスパーソンや情報に貪欲な若者たちは、常にネットにつながっていたいと強く思っている。
そんな直感と、発表されたばかりだったimodeの可能性が頭の中で何度も共鳴し、モバイル業界を開拓していくことがわれわれの使命であり、そこに多くのビジネスチャンスがある、と感じました。
それから6年経ったある日、海外で友人の結婚式に出席した時のことです。
新郎の突然の指名で壇上に呼ばれた私は、新郎新婦のために一曲歌うこととなってしまいました。
カラオケやましてや歌詞カードもない・・・。途方に暮れる私の脳裏に、
その当時自社で立ち上げた携帯電話用の無料着うたサイトがヒラメキました。
ここは海外、しかし時代はローミング!!
私は、ベトナムの地から日本で運営するサイトにアクセスして着うた(R)をダウンロード。
いっぱいの音量でその曲を携帯電話から流し、サイト上のサービスで歌詞を確認しながら、「乾杯」を歌いました。
モバイルコンテンツビジネスを始めるために、私が社名をGNTと定めて起業したのが7年前。
GNTのGはGLOBALの頭文字。このビジネスは直ぐに海外に輸出され、海外からの影響を排除できなくなると思ったからです。
新興するアジア諸国では、携帯電話の普及のスピードは固定電話のそれを超える逆転現象が起きています。
私が生まれたベトナムでは既に携帯電話が5000万台普及し、携帯ウェブや決済など国際基準の様々なサービスが携帯電話インフラを利用して提供されています。また、既存の発想にとらわれないそれらの国々で産まれた新しいサービスが、携帯先進国に逆輸入されることは間違いないでしょう。
われわれは現在、日本とベトナムに開発拠点を置き、アメリカで開発されたテクノロジーを利用したコンテンツを運営しています。あらゆるビジネスが一国のみで完結しないように、携帯電話に関わるビジネスもまたグローバルな環境の中でこそ発展していくものと信じています。
モバイルとグローバル。頭の中を廻るこの2つのキーワードで、人々のライフスタイルをどれだけ変えることができるだろうか。それが、われわれのチャレンジのベクトルです。